節水&管理

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船内生産

船内で水を使うのは主にお客様と乗組員です。ステートルームのシャワー、バスタブ、シンクのほか、調理室、ランドリー、プール、ジャグジー、スパで、また共用スペースの清掃でも水を使用します。 当社は、船内で高性能の設備を用いて海水からより多くの水を生産するべく力を入れてきました。船内で水を生産すれば、バンカー水(客船に積み込まれる真水)の量を減らすことができます。 真水の量が限られている国で地元コミュニティのために確保しなければならない場合に、この取り組みは非常に重要となります。

数値の基準はノルウェージャンクルーズラインホールディングス社の2018年水生産データ。​​​​​​​

  • 逆浸透(OR)方式では、高圧ポンプと高性能のフィルター、各種処理コンポーネントを使用して、海水から真水と技術システム用水を生産します。
  • 蒸発装置は、排ガスボイラーや石油燃焼ボイラー、メインエンジン高温冷却システムの廃熱などの熱を利用して、海水から真水を作り出します。
  • 「バンカー水」とは、港で調達した船内用の飲料水のことです。

廃水処理システム

廃水を船内で処理するため、ノルウェージャンクルーズラインではすべての客船に高度廃水処理システム(AWP)を設置しています。 廃水はシステム内を流れて処理され、国際基準のほか多くの地方自治体の排水施設基準を十分に満たす水質で排出されるようになっています。 また最新客船には、バルト海諸国で導入された最も厳格な基準に準拠した優れたAWP技術を採用しています。 廃水は年4回のペースで第三者機関と当社の環境担当職員が客船ごとに検査を実施しているほか、週に一度テストし、水質がすべての基準を満たすよう徹底しています。​​​​​​​

ビルジ

機械やエンジンが置いてある場所に溜まった汚水を「ビルジ」と呼びます。 回収したビルジは貯蔵タンクに保管され、全世界、各国、企業それぞれの基準を満たした後に排出されます。 コンプライアンスを確実に達成するため、すべての客船が自動停止装置と油分計を搭載しています。 この油分計がビルジ内の油分濃度を分析・記録し、 ビルジが各基準を満たしていなければ、排出が自動的に停止。基準を満たすまで循環処理が行われます。​​​​​​​​​​​​​​ 排出できない残留ビルジは回収して陸揚げし、認可を受けたベンダーに託します。

バラスト水

航行を安全で快適なものにするため、客船は「バラスティング」を行って船体のバランス、安定性、構造的完全性を保つようになっています。 バラストタンクに海水が入ることで船体が安定し、お客様や乗組員が快適に過ごせるようになります。 水の排出や燃料の消費が進むにつれて客船には新たに海水が取り込まれ、船体の安定を図ります。 バラスティングによって、生物が船に「便乗」する形で世界各地に広がることがあり、侵略的外来種となる場合もあります。 そのため、バラスト水を放出前に処理して航行中に取り込まれた可能性のある微生物を取り除き、現地の生態系が守られるよう努めています。