燃費・エネルギー効率

燃費・エネルギー効率

燃費・エネルギー効率

気候変動は今の時代ならではの問題のひとつです。 政府や組織、個人がどのような対策を選ぶかによって、その効果は私たちが生きている間だけでなく、未来の世代にまで続きます。 そのことを知っているからこそ当社は、大規模な気候変動につながり得る行為を減らし、クルーズ業界のリーダーとして責任を果たすべきであると考えています。​​​​​​​​​​​​​​ 常に継続的な改善に注力する当社には、客船の拡大とともに新しい可能性を模索していく用意があります。

排出削減

当社の客船に採用されている排気ガス削減のための革新技術のひとつに、排気ガス洗浄システム(EGCS)があります。 この技術は、洗浄によって硫黄酸化物や微粒子状物質を取り除き、客船から排出される量を低減します。 この技術で削減できる硫黄酸化物の量は、最大99パーセントです。 2020年12月現在、次の客船でこの技術を採用しています:ノルウェージャン ブリス、ノルウェージャン アンコール、ノルウェージャン エピック、ノルウェージャン エスケープ、ノルウェージャン ジェム、ノルウェージャン ジェイド、ノルウェージャン ジュエル、ノルウェージャン ジョイ、ノルウェージャン パール、ノルウェージャン サン、プライド オブ アメリカ。​​​​​​​​​​​​​​

港においては、客船はこれからも必要な電力を自ら発電し、お客様や乗組員が熱やエアコン、照明、お湯などを使えるようにします。ホテルと同じようなしくみです。

停泊中に陸上の送電線を客船に連結して必要な電力の大部分を供給するといったクルーズ船のためのインフラが整っている港は、世界でもごくわずかです。 こうした陸上電力供給方式は「コールドアイロニング」と呼ばれ、停泊中の客船から排出されるガスを削減できますが、 450以上ある寄港地のなかでこの設備がある港は1%に過ぎません。 2020年12月現在、ノルウェージャン ブリス、ノルウェージャン アンコール、ノルウェージャン エピック、ノルウェージャン ジュエル、ノルウェージャン ジョイ、ノルウェージャン スターがコールドアイロニングの設備を搭載しています。​​​​​​​​​​​​​​

エネルギーの節約

当社では、全客船から回収したデータをもとに、船内でどのようなものに多くのエネルギーが使用されていのるか調べ、主要業績評価指標を設定してエネルギー効率が改善できる部分を特定します。 そのねらいは、エネルギーを多く消費するものに焦点を当てて解決策を探り、業務を最適化して消費を抑えることにあります。

船内省エネルギー管理プラン(SEEMP)

SEEMPは、エネルギー効率の向上を考えた客船ごとのプランです。 航海のプランニングや速度の最適化、最も経済的な負荷でのエンジンの運転、エアコンシステムの最適化、より効率に優れたプロペラを使用する推進システムへのアップグレードによる客船の水力特性の向上などを通じてこれを推し進めています。 また、船内エネルギー管理会議を四半期ごとに開き、省エネプロジェクトや、エネルギー効率イニシアチブの進捗確認、将来のプロジェクトについて話し合っています。

また、客船で導入したプログラムで特に効果が現れているもののひとつに「廃熱回収(WHR)」があります。 エンジンの熱を回収して、それを真水が入ったパイプに送るというもので、コストゼロのエネルギーを水の生産に活かせると同時に、燃料の節約にもなります。​​​​​​​